アップル決算は火曜の朝6時半。予想1,130億ドルはガイダンスの上限

アップル7-9月期の売上。前年同期1,025億ドル、会社見通し1,117億から1,137億ドル、市場予想は約1,130億ドル

来週月曜の米国引け後、日本時間では火曜の朝6時半にアップルが7-9月期の決算を出す。9月にティム・クック氏から替わったジョン・ターヌスCEOにとって、初めての決算会見になる。

今週は、予想の置き場所で株価が決まる週だった。アルファベットはクラウドが2倍に伸びても12.6%下げた。数字の良し悪しより、置いてあった予想との差で動いた。アップルの予想がどこに置いてあるかを、先に見ておく。

ハードルは最初から高い

会社の見通しは、売上が前年同期比で9%から11%増えるというものだった。金額にすると1,117億から1,137億ドルになる。これに対して市場予想は売上約1,130億ドル、EPSは1.98ドル前後。予想が、会社見通しの範囲の上の方に張り付いている。

つまり今回は、予想どおりの数字を出しても「当たり前」の顔をされる決算だ。株価が喜ぶには上限を超えるか、次の四半期の見通しで驚かせるしかない。逆に上限に届かないと、今週のアルファベットのように、内容が悪くなくても売られ方がきつくなる。

見る点は3つある

1つ目は、iPhoneの伸び率だ。前四半期は売上1,094億ドルのうちiPhoneが543億ドルで、ほぼ半分を占め、前年同期比で21.7%伸びていた。ただし今回は、新機種のiPhone 18 Proが9月18日発売で、四半期の終わりが9月26日。新機種の販売は9日分しか数字に入っていない。台数の本番は次の四半期に回る。だから今期は、伸び率が2桁を保てたかどうかだけを見る。

2つ目は、サービスの売上が止まっていないかだ。iPhoneの波をならしてくれる側で、ここが鈍ると全体の利益の顔つきが変わる。

3つ目がいちばん大きい。12月四半期の見通しと、新CEOの言い回しだ。年末商戦に加えて、10月23日に発売されたiPhone Duoの初速が入ってくるのは、次の四半期の見通しの方になる。ターヌスCEOが自分の言葉で先行きを語るのは今回が初めてで、強気な言い方をするか、慎重に置くか。火曜の株価の行き先は、7-9月期の実績そのものより、この見通しの置き方でだいたい決まると見ている。

アップルは請求書競争の外にいる

今週の市場の主役は、設備投資の請求書だった。アルファベットは通年で2,000億ドル規模の投資見込みを置き、資金調達まで始めて売られた。

アップルは自社工場を持たず、組み立てを外部に任せる会社だ。投資の額で殴り合う決算にはならない。この会社で見るのは、稼いだ金をどう返すか、つまり自社株買いのペースの方だ。Googleとは逆の物差しを持っていくのが、この決算の読み方になる。

自分は火曜の朝に1つだけ確認する

私はS&P500などの指数を通じて持つ側だ。アップルは10月に時価総額が初めて5兆ドルを超えた会社で、指数の中でもいちばん大きな顔をしている。1社の決算で、火曜の朝の指数の顔つきが変わる。

月曜の夜は会見を聞かずに寝る。火曜の朝に確認するのは1つだけ。12月四半期の売上見通しが、2桁成長の言い方で置かれているかどうかだ。そこが保たれていれば、7-9月期の実績が予想の上下どちらに振れても、私の積立の計画は変えない。

※免責:この記事はアップル(AAPL)の決算発表に関する情報提供を目的としたもので、投資の勧誘や売買の推奨ではありません。決算の日程と会社見通しは同社の発表と報道に基づき、市場予想はZacks等の集計によるもので、集計機関により異なる場合があります。将来の業績や株価を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。