
明日、会社にすごい人がガンガン入ってくる。顔ぶれはもう知らされている。経歴を聞いただけで胃が重くなった。私の席は、本当に安泰なのか。
「すごい」のは、来る前から分かっている
明日入ってくる人たちの経歴は、先に回ってきている。前職の実績も、語学も、資格も揃っている。まだ同じ会議に出たわけでもないのに、顔ぶれを知っただけで周りの空気が少し変わる。すごい人は、来る前からすごい。
感覚としては、草野球のチームに、明日から元甲子園球児が何人も入ってくるようなものだ。昨日までレギュラーだった自分の守備位置に、明らかに格上の選手が立つ。ベンチに下げられる日が、目に見えて近づいてくる。
危機感の正体は、コスパだ
怖いのは、新人の能力そのものじゃない。40歳の給料は、若手の倍近い。会社から見れば、同じ成果なら安いほうがいいに決まっている。私の席を守ってくれるのは「長くいること」でも「経験の長さ」でもなく、給料に見合う成果を出し続けられるかどうかだけだ。
問われているのは1つ。「あなたにしかできないことは何ですか」。これに即答できない大人は、明日の顔ぶれを思い出して胃が重くなる。日曜の夜の私が、まさにそれだ。
逃げる気はない
こういう話を書いた記事は、大抵「転職も視野に入れましょう」とか「プライドを捨てて後輩を頼りましょう」で終わる。私はどっちもやらない。FIREして逃げる気もない。このブログで何度も書いてきたとおりだ。
理由は単純で、この会社で勝ち続けることが、私の入金力を上げる一番の近道だからだ。給料が上がれば、投資に入れる金が太くなる。入金が太ければ、資産の増え方の桁が変わる。会社での勝ち負けは、そのまま私の資産形成の速度に直結している。だから危機感は、捨てるものじゃない。燃やし続ける燃料だ。
戦い方は、文脈の深さで取る
新しい道具の吸収速度では、若くて優秀な人たちに勝てない部分がある。そこは認める。ただし、私には彼らにないものもある。この会社の文脈だ。どの案件がどこで揉めたか、誰が決裁の鍵を握っているか、客先が本当は何を嫌がるか。数年かけて体に染み込んだ情報は、初日の会議では出てこない。
やることは2つ。1つは、新人の仕事ぶりから盗むこと。会議の入り方、資料の切り方、判断の速さ。格上から学ぶのに年齢は関係ない。もう1つは、自分の文脈を成果物の形に変えること。頭の中にあるだけの経験は、評価の場では存在しないのと同じだ。
明日の確認項目はこれだ。新しく入ってくる人の仕事を見て、「盗む点」を1つだけメモする。今週の自分の資料作りに、それをそのまま取り入れる。
日曜の夜、胃は少し重い。明日の朝は30分だけ早く出る。先週の資料を、格上の目で見られたらどう直すか。そこから始める。
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