
今年の給料は1300万円になりそうだ。会社員をやってきて一番多い年になるはずだった。
資産のほうは逆だ。10月上旬に1億8,200万円あったのが、今は1億7,100万円。1か月で1,100万円減った。
途中、戻す場面もあった。10月中旬に1億7,850万円まで落ちて、下旬には1億8,050万円まで戻した。ああ、やっぱり一時的なものかと思った。甘かった。今週の米国株でまた持っていかれた。木曜の夜、ナスダックが5.5%下げて、半導体は12%下げた。朝起きてスマホを見て、しばらく布団から出られなかった。私の資産は米国株と米国ETFが中心で、資産公開の記事に出した内訳の通り、逃げ場がない。
1,100万円という数字を、給料に置き換えてみた。手取りで計算すると、私の1年分を超える。1年間、毎朝同じ電車に乗って、会議をこなして、やっと手にする額だ。それが1か月で消えた。この前書いた記事では、3か月で300万円減ったと書いた。今回はその3倍以上のペースだ。計算し直して、電車の中で二度見した。
正直、しんどい。
朝、目が覚めると、顔を洗う前にマネーフォワードを開いている。通勤の電車でも開く。昼休み、食堂で飯を食いながらまた開く。夜中に目が覚めた時も開いたことがある。開いたところで数字が良くなるわけじゃない。日本の日中は米国市場が閉まっているから、昼に開いても朝と同じ数字が並んでいるだけだ。それでも開く。分かっているのにやめられない、というのが一番たちが悪い。
給料は過去最高のペースなのに、豊かな気分はゼロだ。むしろ逆で、今年が一番、金のことで頭がいっぱいの年になっている。ボーナスの時期が近づいて、同僚が使い道の話をしている。私はその横で、昨夜の下げ幅を思い出していた。
頭では整理できている。資産全体の6%だ。暴落と呼ぶほどのものでもない。売る理由もない。でも、頭の整理と気分は連動しない。連動しないまま1か月が過ぎた。
気分を切り替えたくて、配当のほうを数え直した。持っている株とETFの数は減っていない。積立で少し増えた。手取り配当の見込みは年約300万円で、先月と変わらなかった。配当の推移に書いた設計そのままだ。当たり前の結果なのだが、数字で確認すると少しだけ落ち着く。評価額はあれだけ動いたのに、入ってくる金は動いていなかった。
売らない。積立も変えない。決めたことは変えない。ただ、今週は資産の合計額の画面を開かないことにした。見るのは、今月入る配当と分配金の入金日だけにする。見ても何も変わらないものは見ない。開いてしまうから、決まりで止めるしかない。